笑顔になる食卓

お料理教室の記録。ほかにも旅や日常のことを書いていくつもり。

謹賀新年

 

あけましておめでとうございます。

今年もお料理の基本マナーを通じて充実したレッスンをお届けできるよう精進して参ります。皆様、引続き宜しくお願い申し上げます。

 

新年を山で迎えました。

大阪府民に愛される山、金剛山△1125m(こんごうさん)大阪府最高峰、登頂でございます。

大阪平野が一望!山頂は、ライブカメラで撮影される写真に写ろうと、こんなお天気でも登山者で結構賑わっておりました。

 

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ザクッザクッとアイゼンが雪に刺さる音。

山頂にある転法輪寺へ参拝です。参道を進み、階段を上がって、「本堂」に上がらせてもらい、お参りさせて頂きます。

 

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きりりと澄み渡る空気が清々しい!

気温マイナス5℃!

 

山頂で淹れるコーヒーはしみじみおいしいなあ。

真っ白な山の景色。

 

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さらさらと舞う粉雪が光に反射してまるでダイアモンドダストのよう。

 

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アルザス銘菓~リンツァートルテ~

 

今年最後となった料理教室は、リンツ地方のタルトという意味のリンツァートルテ Tarte aux fraises quadrillee(格子模様をつけたいちごのタルト)の実習を皆様とシェアしました。

名前の通り、オーストリアリンツが発祥、ドイツを経由してアルザスにたどり着いたお菓子です。

ヨーロッパでは、古くから食材の保存を目的としたスパイスの利用とともに食文化が発展してきた歴史があって、このタルト生地にもスパイスのクローブやシナモンなどがふんだんに使われます。スパイスは、体調を改善する作用や強い香りから、魔よけという意味でもキリスト教と結びつきがあるんだとか。

「自分の手で作り上げることの素晴らしさ、おいしさに感動」とのご意見もうれしい!

もうすぐ新しい年の幕開けです。皆様、良いお年をお迎えください!

 

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メインは、牛肉のグリル~赤ワインソース

 

エルレッスン

**フランス家庭料理クラスより

家庭料理はシンプルに。よい素材さえ手に入れば、おいしい塩と胡椒があればじゅうぶん味わい深いと思うのです。ヴィネグレットで和えた添えのサラダには、自家製の切り干し大根とお正月用の黒豆もしのばせて。レモンハーブピラフに、これまたシンプルなレシピのマッシュポテトも盛り合わせて。お肉のトッピングは、佐渡産チーズの味噌漬けを。一皿に、いろいろな香り、食感、味わいのハーモニーが表現されて、もう本当に楽しく時間が流れるお料理です^^

アシスタントM女史と乾杯→試食。ヴァンショーがススム、ススム。

 

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デザートは、ガトー・ショコラ・ド・ナンシー

 

エルレッスン

**フランス家庭料理クラスより

アーモンドをふんだんに使用した、ドイツ国境ナンシーの町の銘菓です。このナンシーの町があるロレーヌ地方は、18世紀の美食家レクチンスキー公抜きにしては語れないほど、伝統菓子がたくさん生まれた産地でもあるんですね。

教室でも、過去にマドレーヌ、ババ・オー・ラム、マカロン・ド・ナンシーなど、さまざま紹介してきましたよ。

チョコレートとアーモンドの香り高いケーキとスライスアーモンドのカリカリ食感が絶妙でたまらない美味しさです。

これからも、お菓子でフランス巡りたい^^

 

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焼きたてはふんわりと香ばしく、常温~冷やしてもずっしりと濃厚な味わいが楽しめて、どちらもオススメです。ぜひ温かい飲み物と。

 

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地鶏にハーブピラフを詰めてロティ―に~レモンと胡桃のソースが爽やかです

 

エルレッスン。

長引くコロナ禍で日々の食卓は個食、いわゆる一人分の盛り付けスタイルに変化しています。ホントは丸ごとドーンと真ん中に置いて、みんなで取り分けるのが好き。

よい鶏肉さえ手に入れば、とてもシンプルなプレ・ロティ。フランス料理学校では、まずはじめに習う基本的なお料理なんですヨ。

距離の近いところで生産された食材はやっぱりおいしい。

旨味ぎっしりの胸肉はしっとりと、引き締まった腿肉はジューシーに、皮はパリッと、バランスがとてもナチュラルです。お家で作るからこそ、こんなリッチなレシピで!

 

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皆様のクリスマスの定番となりますように

**Noel a la maison おうちでクリスマス

エルレッスンの始まりは、スモークサーモンのディル風味~クレーム・アシデュレ。フランスでは代表的なオードブル。レモンとハーブの爽やかな風味がアクセントの前菜です。

 

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ワインと料理のクラスでは、シャンパーニュとのペアリングで華やかに、

サンテ!

 

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前菜2品目は、パリのカフェ・ランチの定番であります^^

温かい山羊のチーズサラダ。

 

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豚肉の赤ワイン煮込みは、やっぱり家庭の味が一番好き。

佐渡産レモンのピラフを添えて。

 

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ワインはしっとりとした南仏の赤。ワイナリー創業当時、ロバを2頭連れて南仏にやってきて、そのロバが畑の草を食べてくれる農耕を実践していることから、ラベルにもロバを描くなんて、ウィットに富んだワインですね!

 

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生徒さんの手作り、ソーダ・ブレッド(アイルランドのパン)です!

ザクザクっとした食感とレーズンやナッツの香ばしい風味がアクセントで噛むごとに味わいが深まる。ホット・ワインとの相性抜群なのです。ご馳走様でした!

 

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生徒さんが差し入れてくださったシュトレンby DEMELは、ノエルの紅茶と共に...

ご馳走様でした!

 

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発酵バターの風味が決め手のブランデーケーキ、ノエル仕立てです。

 

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サワーホイップを添えて。

 

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こちらも気に入ってもらえるといいな^^

 

寒い冬、身も心も温まるお料理を作りましょう

 

エルレッスン。

胎内産豚肉の赤ワイン煮~佐渡レモンのピラフと共に。

ブルゴーニュの伝統料理、ブッフ・ブルギニョンを元にアレンジしたものです。本来は、煮た野菜などはつぶして捨ててしまいますが、食品ロスをなくすことを意識し、煮た野菜も一緒にお皿に盛ります。

 

ワインは、すっきりとして飲み疲れしないドイツの赤。ラベルもとってもキュートで、ブドウ樹の下のマフラーをしたキツネと可愛らしい雪だるまが一気にクリスマスモードを高めてくれます^^

 

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