おいしいタイ料理といったら、辛味、酸味、旨味がうまく調和していること、とよくいわれます。辛みといえば唐辛子。タイの市場に行くと色、形、大きさ、辛さも!さまざまな唐辛子に出会います。それらを料理によって使い分けるんですね。
酸味と甘味ですが、調味料の酢や砂糖の他にも実はすこぶる魅力的な酸味と甘味を与えてくれるタマリンドという調味料があるんです。
タマリンドは熱帯地方原産のマメ科の植物で厚い殻におおわれていて、バリバリと割って中から茶色いペースト状の果肉を取り出して使います。これがタイ料理のおいしさに奥行きを与えてくれるんですね。
カンボジアのシェムリアップ、オールドマーケットにて(2020.1撮影)
常緑高木のタマリンドは調味料としての他にも加工品やお菓子に使われたり、街で女の子たちが歩きながらタマリンドジュースをストローで飲んでいる光景は熱帯のアジアの風物詩。暑い地域に暮らす人たちにとってはとても身近で、疲れや胃腸の調子を整えてくれるといいます。カラダにいいって魅力ですね。
教室では、揚げた卵や海老、茄子など夏野菜にタマリンド汁をたっぷりとからめたタイのお惣菜をご紹介しました。これがご飯にもビールにもよく合うんです。「ハマる~、クセになりますね」と、みなさんの声がうれしい^^
いつもと違う食材や調理法で新たな発見があったり、異文化の味を楽しんでみるのもお料理の魅力のひとつですね!
新発田ガス料理教室
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