笑顔になる食卓

お料理教室の記録。ほかにも旅や日常のことを書いていくつもり。

9月のメニューは、フランス地方のおそうざいです

 

Cooking Studio M今月のテーマは、身近な旬の素材と基本の調理法で楽しむフランス家庭料理です。教室では、お料理とお菓子でフランス各地を旅することを楽しんでいます。

前菜は、金糸瓜のクレーム・エーグル。ヴィネグレットと上品なサワークリームのハーモニーが野菜のおいしさを引き立てます!とにかく爽やかです~。

夏野菜の金糸瓜は栄養価がばつぐん。腎臓の塩分の吸収を抑えて血液もさらさらに、ストレスに強いからだをつくってくれるんです。妊婦さんにとっては赤ちゃんの健康にプラスの要素があるんですよ。教室では夏の定番として取り入れています。お料理の汎用性も高く、冷やし中華や南蛮漬けなんかともすごく合うし。

 

 

 

主菜はバスク地方の豚スペアリブ煮込みです。バスク周辺は、トマトやピーマン、ナス、トウモロコシといった産地。上品な肉質の岩船産の豚肉と一緒に煮込みました。ブイヨンなどの調味料も使わない楽チンおそうざいです。

 

 

ワインのクラス。白は、この季節にぴったりなカーブドッチワイナリーのケルナーです。さすがの安定感。さわやかな柑橘系の豊かな果実味、きりっと引き締まって暑い夏に冷やしてスイスイ飲んでしまいそうなキケンなワインです^^

赤は、仏ロワールの女性の造り手さんのナチュラルワイン「コンジョー」。ワイン名のコンジョーは混醸。日本語名です。混醸ワインとは、畑の中で、赤も白もいろんな品種が混ざって植えてあり、収穫して分けずに造られるワインです。ちなみに、普通のブレンドワインはそれぞれの品種ごとに分けて畑で植えられて造られたワイン。それをブレンドしたワインです。混醸ワインは、黒ブドウ白ブドウのそれぞれの個性が合わさっている奥行きのあるおおらかさを感じます!食事にぴったり寄り添います。

 

 

お教室でつくった豚スペアリブの煮込み。早速復習してくださってお写真が届きました。すごい!ソースが艶々ですばらしい。おいしそう^^ さっすがです。

生徒さんを通して一つのレシピから、いくつもの味が生まれていくことに私もいろいろ勉強になっています。ありがとうございます!