淡いロゼ色の輝きを眺めていると幸せな気分になれるのはわたしだけ?
日本の夏は、特に高い湿度のせいか、スパークリングやビールなど、より爽快感の強い泡物に手が伸びがちですが、ロゼワインに氷を浮かべてキンキンに冷やしたり、炭酸水で割って飲むと、リラックスして過ごせます。
アンチョビ、オリーブ、ケッパーなど南仏の食材がやさしい魚の味わいを引き立ててくれる、鯵のタプナード焼きを作りました。
南仏プロヴァンスといえば、ワイン生産量の実に9割がロゼという特異な産地。辛口ロゼは、地中海のニース、マルセイユのイメージと結びついて、避暑地や観光の目玉にもなているほど。
近年は、白赤同様に品質を追求した生産者が増えていて、おいしいロゼがたくさん出回っています。
お料理との組み合わせという点でも、「赤と白の中間」というポジションが幸いして守備範囲が広いし、暑い夏は、かんたんおつまみで、おうちで、テラスで、何気ない日常を楽しく過ごすのにロゼはふさわしいワインだと思う。