笑顔になる食卓

お料理教室の記録。ほかにも旅や日常のことを書いていくつもり。

4月のフランス家庭料理クラスは、春告魚のニシンとヒツジ

春になると産卵のため大量に浜に押し寄せるニシンは〝春告魚”と呼ばれますが、家庭で取り入れるとすれば、この季節のタケノコと一緒に炊き合わせにするのが定番でしょうか。では、フランス料理のニシンといえば、北フランスやドイツ国境でみられるロールモップス(ピクルスを酢漬けニシンでクルクル巻いたおそうざい)が有名です。あと、ニシンをゆでたじゃがいもと一緒にサラダにしたり、あちらも昔からニシン漁が盛んで日常の食卓にのぼる食材です。レッスンでは、干しニシンをきゅうりと一緒に爽やかな酢漬けのマリネにしました。

 

そして、メインですが、仔羊を芳ばしく焼き、ジャパニーズ・ハーブ♪♪ふきのとう味噌と味わいマッチするので添えました。アクセントに真っ赤なイチゴソースとも相性ばつぐんです。ヒツジは、フランスでは、イースター(イエスキリストの復活を祝う復活祭)に合わせて食す習慣があり、春、純潔、新たな命を連想することから食卓にのぼります。ヒツジの風味は個性が強いのでみんなどうかな?いつも思いますが、この度も!脂の風味が上品でみなさん「おいしい~」と喜んでくださり、山菜やフルーツとの組み合わせも大好評。

 

ガトー・ナンテ(=ナントのお菓子)は、かつて貿易で栄えたフランス・ナント地方の銘菓です。海を越えてフランスにもたらされたアーモンド、サトウキビからつくられるお砂糖やラム酒がふんだんに使われる富の象徴の歴史がつまったお菓子です。しっとりとラム酒の風味豊かな大人の味わい。

北陸ガス料理教室

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