笑顔になる食卓

お料理教室の記録。ほかにも旅や日常のことを書いていくつもり。

2022-01-01から1年間の記事一覧

くわいの芽は真っ直ぐ伸びる立身出世の象徴

慈姑(くわい)は空に向かってまっすぐに伸びる芽を「芽出たい(めでたい)」として縁起のよい野菜です。 カラッと香ばしく揚げたくわいの中身はホクホク!よい塩パラっと。熟成を経て凝縮したナッツの風味漂うハードタイプのチーズと相性バツグン。肩の力を…

今年の秋は長野のワイナリーを巡りました

長野といえばフルーツ王国。秋に訪れたときは、収穫真っ盛りでした!ブドウ品種は日本固有のものはもちろん、Kidoワイナリーのある塩尻市桔梗ヶ原は、フランス・ボルドー原産のメルロ種の銘醸地です。城戸プライベートリザーブ・メドウズは、ボルドースタイ…

ブッシュ・ド・ノエルは幸せの象徴

クリスマス。ブッシュ・ド・ノエルに、アーモンド・プラリネとガナッシュ(チョコレート+生クリーム)を混ぜてモンテしました。リッチな味わい^^ ブッシュは薪(まき)を意味します。薪をくべた暖炉は寒さが厳しいヨーロッパではなくてはならないもの、家族…

寒さ厳しい季節はやはり風土の恵みが味方

12月のアミューズブーシュ(ひとくちのおたのしみ) 金柑は、むかしから風邪予防にもよいとされる冬の風物詩であります。シロップと一緒に煮詰めてつくるコンフィチュールは艶やかで教室でも冬の人気アイテムの一つ。クリスマス、お正月にも。 フランス・ブ…

ブランデーケーキはノエル仕立て!

ふわっと、しっとりブランデーケーキをクリスマスのカラーで彩りました。赤、緑、白... そこには、福を呼ぶ意味が込められています。赤はキリストの血、すなわち愛や寛大。緑はクリスマスのモミの木やヒイラギなどが用いられるのが一般的です。これは厳しい…

ブレデレが教室で大人気でした

クリスマスを盛大に祝う国として名高いドイツ。フランスではドイツと隣接するアルザス地方に、最初にツリーが伝えられました。11月終わり頃から、もみの木に明かりが灯され、クリスマスがだんだん近づいてくることをお祝いする、こうした期間をアドヴェント…

12月テーマは、おうちでクリスマス

今年最後の12月は、フランス地方の家庭料理を身近な食材でシンプルにつくりました。主食・主菜・副菜、どれも家庭ですぐに再現できるレシピです。ワンプレートに彩りよく盛りつけて。 にいがた地鶏とジャガイモのブレゼ。 ジューシーに、ハーブが香ばしい。…

ル・レクチェのチーズタルト

にいがたの西洋梨ル・レクチェは、通常11月下旬から12月下旬までのわずか1か月間しか味わうことができない幻の梨といわれています。教室では、そんな愛おしい繊細なル・レクチェの風味を生かした「ル・レクチェのチーズタルト」を作りました。やさしいお味で…

ふだんの食材でつくるフランス地方のおそうざい

お料理でフランスを巡るクラスでは、仏西部のポワトゥの海岸に面する港町ラ・ロシェルの郷土料理、゛ムクラード″を取り上げました。ムクラードは本来、ムール貝をつかうスパイス風味の煮込みですが、今回は生鱈を使用。むかし、アフリカの貿易船がこの港に停…

深まる秋の欲ばりタルトです

ほうじ茶とショコラの黒糖タルト。 香ばしいほうじ茶風味のタルトの中には、旬の落花生をちりばめて、やや軽めのショコラ生地を流して焼いて、トッピングには、ほうじ茶と黒糖香るシャンティー・クリームを絞りました。味わい、風味、食感もたのしい! 教室…

ボージョレヌーヴォー2022

今年もたのしみました♪ 今月の生徒さん。今までのヌーヴォーの中でいちばんおいしい!と。わたしもそう思った!ボージョレーは、村々によっても個性が違うし、何種類か飲み比べてみると生産者によって味わいが違うんですね。 昔からボージョレー地方は量産す…

アヴァンチュールな前菜

今月のCooking Studio Mのテーマは、晩秋のにいがた食材でかなでるフランス家庭料理でした、4日間が終了しました。 3種のアミューズです。 丸ごとおけさ柿の洋風しらあえは、お豆腐とチーズを混ぜて柿を和え、生ハムを添えます。豆腐×チーズ??試作で正直ど…

秋のひととき、ティータイムのお菓子

今月の料理教室のお菓子は、季節のりんごを使った焼き菓子です。 カトル・カールは「4分の4」、つまり等分配合の焼き菓子という意味のパウンドケーキ。バター、砂糖、卵、小麦粉の4つの素材が4分の4ずつ同じ量つかいます。とこんなふうに、久しぶりに基本に…

フランスの国民的な焼き菓子

日本人が好きな、卵と牛乳を混ぜてつくるプリン生地をタルトに流して焼き上げる「フラン・パリジャン」は、家庭でも気軽にできるシンプルだけど温かみのある焼き菓子です。 フランの語源は、平たい円盤状の金属を指すフランスの古い言葉で、標準スタイルは丸…

グルノーブルの胡桃ソースと相性ばつぐんの秋鮭

フランス家庭料理クラスより 鮭といえば、焼き漬け、お寿司、川煮、がじ煮... 冬になればあちこちで塩引き鮭が頭を下にして軒先に吊り下げられるように、鮭は余すところなく料理につかう新潟地方ですが、フランス・ローヌアルプ地方グルノーブルでは、地元の…

海の向こうから日本に最初に渡来したイチジク

新潟市のおとなり新発田市。新発田ガスさんから専属料理講師として呼んで頂くこと17年目(17年あっという間でした!)。「新発田いちじくフェア2022」開催中、ということで教室でもピックアップしました。 海の向こうから伝来し、明治時代には新発田市五十公…

抹茶とチーズクリームのやさしい味がくせになるデザートです

10月のデザートは、抹茶のバスチーでした。 スペイン・サンセバスチャンのバルで誕生したバスクチーズケーキは、表面を真っ黒に演出しながら中味をしっとりと焼き上げる食感が日本でも一躍ブームとなりましたね! しっとりなめらか。人気でした^^

稔の秋を彩るにいがた家庭料理

カボチャの美味しい季節ですね。素材本来の風味をダイレクトに味わう「南瓜すり流し仕立て」をつくりました。他にも牛蒡や豆類、栗、トウモロコシなど、そのときの旬の食材を楽しむことができる日本料理です。 天然ぶりの水揚げが好調です。定番の照り焼きは…

堅苦しいのはヌキ

昼酒クラブ~Vin Vino。フランス語、イタリア語でそれぞれ「ワイン」を意味する「Vin Vino」。ワインをもっと気軽に♪♪そんな想いから新潟の飲食店の方々が立ち上げたワインイベントが、信濃川の河口にある広場「みなとぴあ」で開催されました。 初心者でも気…

進化し続けてます!新潟のワイナリー

角田山のふもと越前浜の砂丘に広がる新潟ワイン村にあるカーブドッチで、久しぶりに新潟ならではのワインをゆっくりと味わいました。 乾杯はスパークリングです☆シャンパーニュ同様「瓶内二次発酵」という手間暇かかる醸造法で造られているカーブドッチのス…

南仏プロヴァンスに思いを馳せて

教室でプロヴァンス地方の郷土料理ピサラディエールを紹介しました。タイトルはフランスの家庭料理!各地のお料理やお菓子を通してフランスを一周していただこうという定期講座です。 ピザといえばイタリアのイメージですが、南仏ニース周辺はイタリアに属し…

日本ワインがますます盛り上がっています!

新潟市万代シティーパークで開催された野外イベント、ガタヴァン2022に参加しました。今回のテーマは「ナチュラルワインと日本ワイン」です。 まずは、入場券とマイグラスを交換します。グラスはワインのプロも使う、国際規格で定められているテイスティング…

夏限定きらきら華やかタルト!

お料理教室。 さわやかなヨーグルトベースのふんわりアパレイユに、グレープフルーツとオレンジを並べて、スパークリングのジュレも散りばめた季節のタルトです。冷やしてどうぞ^^ 暑い季節のお菓子は重くならない軽い仕上がりの食感がぴったりです。

9月のメニューは、フランス地方のおそうざいです

Cooking Studio M今月のテーマは、身近な旬の素材と基本の調理法で楽しむフランス家庭料理です。教室では、お料理とお菓子でフランス各地を旅することを楽しんでいます。 前菜は、金糸瓜のクレーム・エーグル。ヴィネグレットと上品なサワークリームのハーモ…

タイ料理のおいしさの秘訣

おいしいタイ料理といったら、辛味、酸味、旨味がうまく調和していること、とよくいわれます。辛みといえば唐辛子。タイの市場に行くと色、形、大きさ、辛さも!さまざまな唐辛子に出会います。それらを料理によって使い分けるんですね。 酸味と甘味ですが、…

食事は健康の源ですね!

今年は6月下旬から猛烈な暑さが続いていたので、そろそろ身体の疲れが出ていませんか? 料理教室では、薬食同源という韓国の食事の思想をもとに身体を癒してくれるメニューをご紹介しました。 韓国定番の冷麺です。 やはり自家製のスープはおいしい! 薬食同…

くろさき茶豆とブルーチーズのクランブルケーキ

焼き菓子と日本酒のマリアージュが大好評でした。 キリリと冷えた濃厚で甘口の日本酒、朝日山 香里音プレミアムはブルーチーズとの相性がばつぐん。 タルト生地にアーモンドのアパレイユとブルーチーズ、枝豆、さくさく食感のシュトロイゼルを散らして。 味…

ずいきと茗荷、佐渡さざえのアミューズ

身近な食材を使ったシンプルなお料理が好き。 夏野菜ずいきは、にいがたでは酢の物が定番です。生のずいきをアク抜きして甘酢に漬けると鮮やかなピンク色に染まる瞬間がもうわくわく。シャキシャキの茗荷もしのばせて。ワインヴィネガーやレモン果汁を加える…

夏の食卓を涼しげに彩るハモ料理

日本料理研修会参加れぽ この夏はハモと向き合いました。 ハモといえば関西の夏の風物詩ですね。京都の祇園祭や大阪の天神祭りには、ハモ料理がつきものとして知られています。 まずはハモを選ぶところから。400~500g/1尾が人気です。小さいとぬめ…

北の大地の恵み~「すごい納豆」のファンになりました

道中に立ち寄った真狩村にある湧き水スポット。 ペットボトルや大きなタンクに水を汲みに来ている人が絶えません。 夏場でも冷たくて凛とした飲み口です! 羊蹄山の湧き水でつくっているというお豆腐屋さんを発見。 人気なんですね!保冷バックを持参したお…