笑顔になる食卓

お料理教室の記録。ほかにも旅や日常のことを書いていくつもり。

いたってシンプル、飽きのこないフランスのお惣菜

 

フランス惣菜定番のキャロットラぺに、新潟沖で獲れたヤリイカ、それにキヌアも混ぜて!カリカリの香ばしいアーモンドちらしました。それぞれの食材の新たな発見ができるおいしさです。

 

豚肉のポーピエットは、フランス版肉だんごのようなひき肉をつかった家庭料理です。フライパン一つでお肉焼いてソースまで、手軽に完成。レモンのピラフを添えて。食文化の特色が色濃く反映されているフランス家庭料理に出会うと、家庭料理のすそ野がひろがって豊かなライフスタイルが送れると実感するのです。

 

しめくくりのスイーツは、珈琲クリームという、現地ではカフェやスーパーでも並んでいるクレーム・デセール(小さなおやつ)。コーヒーがお気に入りですが、他にチョコレート、バニラ、ピスタチオなどのお味も。ゼラチンは使わず、コーンスターチでぷるぷるの食感に固めます。

北陸ガス料理教室

ガスの最新便利機能で楽しくお料理しましょう

食卓を彩るチーズと地元野菜のマリアージュ

 

新年最初の料理教室は、チーズと新潟冬野菜のマリアージュをたのしみました。

マンステールチーズは、牛乳からつくられるフランス・アルザス地方の歴史あるウオッシュチーズです。フランス東北部のアルザスは、ドイツと国境を接し、過去に4度もドイツの占領下に置かれていた影響もありドイツで多く食べられているライ麦パンも食卓に違和感なく並びます。ライ麦パン特有の酵母の香り、もっちりとした甘さのマンステールチーズ、爽やかなキャラウェイシードのコンビネーションが楽しい相性のよさ!アルザスの象徴のひとつ、ハート形は生命や愛情、キリストの聖心を表し... 赤いくちばしのコウノトリは春の恵みとともにアフリカから同じ巣に相棒と一緒に飛来することから、幸せを運ぶ鳥として愛されている、そんなアルザスのシンボルも背景に。

 

ブルーチーズの中でも、とくにマイルドな味わいのフランス・オーヴェルニュ地方のフルムダンベール。紀元前1世紀には食べられていたという、フランスでは最も歴史あるチーズです。新潟野菜とフルムダンベールの相性はどれも抜群。ふかし芋のイモジェンヌは、もっちりと甘く、大根とレンコンのピクルスはハーブをきかせて爽やかにマリアージュがたのしめます。

チーズと新潟野菜は無理なく融合。食卓では、日本、フランスの垣根はありません☆+..。♪+

 

新潟市食育花育センター料理教室

 

大人気の香港点心専門店にいってみました

バンコク旅日記最終回です

香港のミシュラン1つ星店で、世界中に進出して話題になっているという香港点心専門店バンコク支店にいってみました。川沿いに2018年に開業したタイ最大級のショッピングモール、ICON  SIAMアイコンサイアムのテナント店ということで、ボートに乗って向かいました。船内もそうですが、バンコクは清潔な街になりましたね、ゴミなど落ちていません。

 

新店舗がどんどん誕生して、とどまるところを知らない国際都市バンコクです。

 

香港点心専門店「添好運」(ティムホーワン)

温かい中国茶を楽しみながら点心を食べる習慣が、中国の広東省や香港にはあるそうです。メニューの中から、スペシャリテのベイクドチャーシューパオを。弾力のある生地の表面はメロンパンのようにサクッとして、中には甘辛く煮たチャーシューが入っています。蒸し御飯は薬膳風味。蒸し餃子、揚げ春巻き、海老ワンタン麺もおいしくいただきました。

 

ICON SIAMアイコンサイアムは、タイの水上マーケットを模したフロアーや、きらびやかな噴水ショーが人気だったり、タイ民族衣装を着て撮影するセット、お酒が飲めるスタバ、日本の高島屋も進出していて!タイの勢いを感じることのできるきらびやかな場所ですが、ビルの屋上からはゆったりと流れるチャオプラヤー川の雄大な景色をリラックスしながら一望できます。

 

さまざまな南国フルーツと出会えるのもタイの魅力!タイといえばマンゴー。旅の最後は、BTSアソーク駅と直結するショッピングモール、ターミナル21の賑やかなフードコートで、原産ナンドクマイ種マンゴーを堪能しました。

カオニャオ・マムアン(マンゴーともち米のココナツミルク風味)



 

食材がメインのクロントゥーイ市場へ

 

市場を訪れるのも旅先のたのしみです。バンコクの地下鉄シリキット女王センター駅からラマ4世通り交差点まで歩いていくと、買い物袋を積んだトゥクトゥクが何台も停車していたり、市場の喧騒が見えてきます。市場は広そう💦迷路に入り込んだよう(汗)でも気の向くままに進んでみよう笑。

やっぱり主食。コメ輸出大国タイ。タイ米には長粒米ジャスミン米(香り米)、もち米、その他に黒米や赤米もあり、おかずと一緒に食べるご飯も、そのおかずによって炊いたり、蒸したり、調理法が異なります。お粥ならこの品種とか。東北地方では煎ったコメをすりつぶして調味料と混ぜ料理と絡めて食べる料理に出会いました。ガティップカオニャオ(竹で編んだかごに御飯を入れて香りを移す)も東北伝統スタイル。南部地方には、ご飯をサラダ感覚で食べる「カーオ・ヤム」や「カオ・クルック・カピ」という混ぜご飯もあります。バナナの葉で包んで蒸したり、麺やライスペーパーに加工したり。お菓子作りにもコメの種類を使い分ける。奥が深いです!

 

タケノコは炒め物、スープ、カレー、おかずとして頻繁にタイの食卓にのぼる定番野菜です。水煮を買うこともできるんですね、丁寧な下ごしらえ!

 

キャベツや白菜など一般的な野菜に加え、青パパイア、レモングラス、ジンジャー、その他にもタイは香草類やハーブが食材として多く、そこからタイ料理特有の香りの世界が生まれるのだなぁと実感します。

 

鮮魚コーナー。魚をたくさん食べるという暮らしは日本と同じ感覚ですね。エビ、イカは定番!

 

タイプラー(魚の内臓を塩で発酵させた調味料)、ナムブードゥー(海水魚の塩漬けの発酵調味料)、プラーヤーン(焼いた雷魚の調味料)、プラーラー(淡水魚の塩漬けの発酵調味料)、豊かなタイの発酵食の世界が広がる~

 

今が旬のみかん、食用ほうずき。スイカの収穫は一年中。このココナツは、果汁が多く果肉の薄い、ジュースとして流通するタイプで、ココナツミルクを作る品種とは異なります。

 

今回バンコクの街を歩いて、エキナカやショッピングモール、フードコートでもお寿司売り場を見かけました。ネタも本格的になっていて、穴子があぶって握りで提供されていたり...。ナマズ料理は東北地方のめいぶつ。海の小魚オキアミ。蛋白源として東北地方で食用されてきたカエルは飛び跳ねて逃げないように網で包まれてあります^^。つぶらなひとみが~

 

君たちも売られていくんだね、かごに入れられたニワトリ、アヒル七面鳥、ガチョウたち...

 

カレーペーストは、レッド、グリーン、イエローの他にも市場では食材や調理法の用途に合わせて種類も豊富。豆腐屋さんも。クルアイトード(揚げバナナ)はストリートおやつの定番!

旅先では美術館や見どころも他にあるのにと思うけど、なぜ市場かといえば、その国の香りがして、食材をみたり情報を収集することで土地で育まれてきた郷土料理を理解するのが趣味だからです^^。

 

おやつに、カノムブアンを屋台で買ってホテルにもどりました。カリカリと香ばしい極薄クレープ生地にさくっとしたメレンゲを挟んであるローカルスイーツ。トッピングには、フォイトーン(日本でいう鶏卵そうめん)、ココナツの細切りや干しエビ、魚卵などもバランスよく組み合わされたタイならではの味わい。

 

バンコクはもう電車で歩く街ですね

 

滞在ホテルからすぐのところに、何やら評判の大衆タイ料理屋さんがあるそうなので歩いて行ってみることに。

 

大通りから少し小路に入るとやけに賑わっているなと思ったら、お店の入り口にはすでに長蛇の列が💦15分くらいかな、並んでテラス席に案内されました。

アソークエリアには、タイ料理の名店や宮廷料理店などもありますが、こちらのお店はタイの素材をシンプルに生かした家庭料理のような美味しさが人気を呼んでいるということです。

 

お料理は、ローカル色がしっかりありながら英語メニューもあって、外国人観光客にも地元の人たちにも人気のようです。

パックブンファイデーン空心菜炒め)、カオパッヌア(牛肉チャーハン)、プーパッポンカリー(蟹のふわふわ玉子カレー)も、タイの調味料やハーブの香りも豊かで地元の人たちに愛されている定番タイ料理です。お料理はどれもおいしく、店内は活気に満ちて、お店の外には行列が絶えません。


ガイホーバイトーイ(鶏肉のパンダンの葉包み揚げ)も最高においしかった。パンダンの葉は熱帯地域で育つ独特な甘く爽やかな香りの植物で、下味をもみ込んだ鶏肉を葉で包み素揚げにすると鶏肉にハーブの風味がなじんで柔らかく風味豊かに仕上がるお料理です。

SUDA Restaurant / Sukhumvit 14 Alley,Khlong Toei,Bangkok

 

昨年オープンしたJODD FAIRSジョッドフェアーズ・ナイトマーケットへ夜散歩^^

多くの人でにぎわう観光地がコロナにより閉鎖や撤退を余儀なくされ、ナイトマーケットもそのひとつでしたが、こちらはコロナによる厳しい状況が徐々に緩和されてからオープンした、地下鉄の駅からも徒歩圏内にある新たなナイトマーケットです。バンコクはもう電車で歩く街ですね!

 

 

 

牡蠣のタイ風お好み焼きは、好きなタイ中部の定番料理!地元では牡蠣のお好み焼きと、ムール貝お好み焼きで人気を分けるお料理ですが、こちらのナイトマーケットではさらに、海老、イカ、ミックスシーフードも選べる!新鮮な食材を目の前で手際よく調理してくれて、あつあつ、カリカリ、ふわふわで美味しい。

 

チャオプラヤー川の運河ボートにのって町を散策

 

南シナ海からやってくる独特のなまぬるい風に吹かれながら船にゆられて過ごす時間も非日常が味わえるバンコク旅の醍醐味です^^

運河ボートが運航しているBTSサパーン・タークシン駅のある界隈は歴史の古い地域で、中華系タイ人が多く住んでいたり、高級ホテルや老舗店なども混在するエリア。タイはもともとチャオプラヤー川流域から発展した町なので、王宮や寺院、歴史ある建物は川沿いに多く集まり昔からずっと変わらない風景が残っています。

船着場からは川を行き来する船が出ていて、対岸への渡し舟を利用するのも便利で、乗り合いボートで移動したり、スピードが速いスリル満点な(笑)水上タクシーで料金を支払って行きたいところに出かけるボート旅も可能。

年越しのカウントダウンには、チャオプラヤー川沿いに1.5キロにもわたって3万発打ち上げられるという派手な花火もそれは凄くてみごとです!

 

タイ料理に魅せられて、最初はホテル・オリエンタルの料理教室と巡り合い、それをきっかけに、その後も幾度とタイを訪れては料理学校を探して通っていたあの頃が懐かしい、もう25年前。オリエンタルな空間にうっとりのホテル・オリエンタルには、タイを訪れるたびに引き寄せられてしまう(笑)

 

ほど近くに、インド人タウンがあり、融合する文化を味わいながらお散歩。1000年以上の歴史があるというパフラット地区には、タイシルクや民族衣装、インド更紗など豊富な布地を扱うお店が軒を連ねます。

インド更紗の木綿の模様染めは16~17世紀のヨーロッパ大航海時代に、インドからヨーロッパに伝わり、特にフランスでは貴族に愛され、マリーアントワネットのお部屋の内装は、インドから伝えられた更紗で覆われていたというお話は有名です。

 

お気に入りのインド更紗をさがして歩いてみたり^^

 

サトウキビを発見!汗だくなので💦ジュースを注文すると、その場でサトウキビの皮をはいで圧搾機にかけシロップにして氷で割ってくれます。サトウキビは、タイで多く栽培される植物で、砂糖がつくられる大切な産業ですね。

 

話題の寺院ワット・パクナームへ

 

地下鉄の延伸で行きやすくなって外国人観光客にもいま大人気のスポット、ワット・パクナームを訪れました。

天にそびえる白亜の仏塔、中に入ると5階建ての最上階には天井にエメラルド色の仏画が描かれてあって神秘的!境内に祭られた坐像の前にすわって頭を床につけてお参りをする人たちがひっきりなしに訪れます。隣には、近年に完成したというこれまた巨大な仏像!寺院の建築に趣向をこらし、仏に尽くすのがタイ仏教徒の美徳です。

タイは寺院によって特徴や趣が異なるので、優美な仏教建築を見てまわるのもおもしろいです。



 

熱帯モンスーン気候(猛暑、雨季、乾季)のタイは、いま乾季シーズンで毎日晴天続きです☼☼☼とはいっても、日中はやっぱり蒸し暑い💦日が暮れる頃になるとようやく過ごしやすくなります^^