笑顔になる食卓

お料理教室の記録。ほかにも旅や日常のことを書いていくつもり。

食材がメインのクロントゥーイ市場へ

 

市場を訪れるのも旅先のたのしみです。バンコクの地下鉄シリキット女王センター駅からラマ4世通り交差点まで歩いていくと、買い物袋を積んだトゥクトゥクが何台も停車していたり、市場の喧騒が見えてきます。市場は広そう💦迷路に入り込んだよう(汗)でも気の向くままに進んでみよう笑。

やっぱり主食。コメ輸出大国タイ。タイ米には長粒米ジャスミン米(香り米)、もち米、その他に黒米や赤米もあり、おかずと一緒に食べるご飯も、そのおかずによって炊いたり、蒸したり、調理法が異なります。お粥ならこの品種とか。東北地方では煎ったコメをすりつぶして調味料と混ぜ料理と絡めて食べる料理に出会いました。ガティップカオニャオ(竹で編んだかごに御飯を入れて香りを移す)も東北伝統スタイル。南部地方には、ご飯をサラダ感覚で食べる「カーオ・ヤム」や「カオ・クルック・カピ」という混ぜご飯もあります。バナナの葉で包んで蒸したり、麺やライスペーパーに加工したり。お菓子作りにもコメの種類を使い分ける。奥が深いです!

 

タケノコは炒め物、スープ、カレー、おかずとして頻繁にタイの食卓にのぼる定番野菜です。水煮を買うこともできるんですね、丁寧な下ごしらえ!

 

キャベツや白菜など一般的な野菜に加え、青パパイア、レモングラス、ジンジャー、その他にもタイは香草類やハーブが食材として多く、そこからタイ料理特有の香りの世界が生まれるのだなぁと実感します。

 

鮮魚コーナー。魚をたくさん食べるという暮らしは日本と同じ感覚ですね。エビ、イカは定番!

 

タイプラー(魚の内臓を塩で発酵させた調味料)、ナムブードゥー(海水魚の塩漬けの発酵調味料)、プラーヤーン(焼いた雷魚の調味料)、プラーラー(淡水魚の塩漬けの発酵調味料)、豊かなタイの発酵食の世界が広がる~

 

今が旬のみかん、食用ほうずき。スイカの収穫は一年中。このココナツは、果汁が多く果肉の薄い、ジュースとして流通するタイプで、ココナツミルクを作る品種とは異なります。

 

今回バンコクの街を歩いて、エキナカやショッピングモール、フードコートでもお寿司売り場を見かけました。ネタも本格的になっていて、穴子があぶって握りで提供されていたり...。ナマズ料理は東北地方のめいぶつ。海の小魚オキアミ。蛋白源として東北地方で食用されてきたカエルは飛び跳ねて逃げないように網で包まれてあります^^。つぶらなひとみが~

 

君たちも売られていくんだね、かごに入れられたニワトリ、アヒル七面鳥、ガチョウたち...

 

カレーペーストは、レッド、グリーン、イエローの他にも市場では食材や調理法の用途に合わせて種類も豊富。豆腐屋さんも。クルアイトード(揚げバナナ)はストリートおやつの定番!

旅先では美術館や見どころも他にあるのにと思うけど、なぜ市場かといえば、その国の香りがして、食材をみたり情報を収集することで土地で育まれてきた郷土料理を理解するのが趣味だからです^^。

 

おやつに、カノムブアンを屋台で買ってホテルにもどりました。カリカリと香ばしい極薄クレープ生地にさくっとしたメレンゲを挟んであるローカルスイーツ。トッピングには、フォイトーン(日本でいう鶏卵そうめん)、ココナツの細切りや干しエビ、魚卵などもバランスよく組み合わされたタイならではの味わい。