笑顔になる食卓

お料理教室の記録。ほかにも旅や日常のことを書いていくつもり。

久しぶりのワイン会

 

ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日。

先日は、AOCボージョレワインのペアリング・ディナーに参加させていただきました。

今年収穫のボージョレ地区のガメイ種から造られたロゼ・スパークリング・ヌーヴォーです。

バラ色のロゼ、ハートのラベルも可愛らしい。弾けるピュアな味わい。

テンションあがります!

 

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ボージョレー地区の北。

白ブドウのシャルドネ種に適した土壌からAOCマコン・ヴィラージュが生産されていて、その出来立てのシャルドネ・ヌーヴォーといったらなんとも清らかです。

 

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バブルの真っただ中にワインと出会ったので、ボージョレというと盛大なパーティーや飛行機から積み下ろされるシーンとか。

解禁をカウントダウンでお祝いしたりして、、

盛り上がっておりました。

フレッシュなガメイ品種の個性がはっきりと現れていて初々しい。

これぞヌーヴォーの印象です。

 

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昔はなかったな、、こんなタイプ。

同じ地区で栽培されたブドウ品種でも、近年の製法技術の進化により、ヌーヴォーとは思えない!凝縮感ある芳醇な味わいを実感。

 

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こちらは、ボージョレ地区の中から選ばれたヴィラージュ(村)のワイン。豊かな香りや味わいのバリエーションにはびっくり。

合わせるお料理によっても違う表情をみせてくれるのでした。

 

コロナ禍でお預けだったワインペアリングの醍醐味を再認識した、久しぶりの解禁日でした。

 

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深まる秋の新潟より-11月レッスン

 

大根ピクルス、春菊のサラダ、かきのもと、銀杏塩焼き...

地元野菜が美味。シンプル万歳!!

そして、今月は、コンテチーズも仲間入りです。18ヵ月熟成は、ほくほくと香ばしく焼き栗のよう。^^

 

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シャキシャキにしようかな、いや、もっちりも捨てがたい...

と悩むのもまた楽しい。

レンコンは、「和の調理法」によって食感ががらりと変わるマジカルな食材です。

ディジョンマスタードが合うんです!

 

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秋刀魚は、塩焼きに慣れていますが、こっくりとした煮付けも美味しい。^^

純度の高いザラメ糖を用いて。

ゆっくりと溶け込んで上品な甘さに仕上がります。

 

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新潟でも落花生の収穫時期を迎えています。

まだ駆け出しの頃に、地元生産者の方から教わった想い出の詰まったメニューです。

家庭料理は、シンプルベーシックが一番好き。

 

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一つ一つの仕度をしながら、冬の始まりを感じます。

 

 

秋のティータイムが充実

11月レッスン開催中。

柿と抹茶のタルト。シンプルで素朴な旬の焼き菓子です。生徒様から、「美味しく作ることができて家族にも好評でした!」と、さっそく画像つきメッセージが届いてうれしい!これまた素敵に仕上がっていて感激でした^^

 

タルトには季節のフルーツをあしらうのが好き。

柿は、佐渡の民謡「佐渡おけさ」から由来する新潟県産おけさ柿です。

アパレイユは、抹茶の風味に、あずきも少しちらしてみたら大正解。かりかり食感のアーモンドも香ばしい。

 

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生地はさくさくで、焼かれた柿はさらに甘くなり、皆で美味しいと、とまらない^^

週末のレッスンでも作ります!

お楽しみにいらしてくださいね。

 

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秋満載のヴェリーヌ

おうち時間の楽しみ方のひとつとして、家庭でチーズをじっくり味わいたいという方が増え、チーズの自家需要が延びているそうです。

お料理教室。フランスのロワール川流域の大自然で、ストレスなく育った山羊のミルクからつくられた真っ白なチーズです!とろけてやわらかい。

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旬のいちじく、シャインマスカット、キャラメリゼした柿とヴェリーヌ仕立てに。黒胡椒と煮詰めたヴィネガーがほんのりアクセントに。

組み合わせる食材、盛り付けによってもチーズの楽しみ方ってぐっと広がります!

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いちじくの季節がやってきました

フランス地方を旅すると、大地の実りを一番おいしく食べさせてくれるお菓子がタルトと実感させられます。

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佐渡の小木地区で栽培が行われている、フランス原産の黒いちじく「おぎビオレ―」が豊かに稔って引っ張りだこです!

季節限定のいちじくをタルトに閉じ込めました。今回は、黒糖バージョンで。大のお気に入りレシピです。

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旬のお魚をシンプルに味わう

日本人の一人当たりの魚介類の摂取量が、ついに、すべての年齢層で肉類に抜かれてしまいました。

お魚には、健康維持に役立つ栄養成分がきめ細かに含まれているんですよね。

 

新潟港で水揚げされたばかりのサバは、いかにも新鮮でしょ。

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韓国の定食屋さんで親しまれている、センソンクイ(=焼き魚コリアンスタイル)です。

サバをトースターで焼いて、薬念カンジャン(しょうゆ、酢、砂糖、ネギ、ニンニク、唐辛子を混ぜた調味料)をかけて出来上がり。

魚と薬念カンジャンは風味の相性がとってもよく、青魚の臭いなんかもマスキングしてくれます。

炊きたての御飯がすすみます^^

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新潟で漁獲される資源といったら多彩!

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「魚料理の面倒」を克服できるメニューで、これからも旬の家庭料理をシンプルに作りたいと思う。

フランスの国民食といわれる家庭料理

「じゃがいも料理を制するものはフランス料理を制する」と言うシェフもいるほど、フランス料理において、じゃがいもは欠くことのできない食材なんですね。

ちなみに、私が学んだコルドンブルーの卒業試験は、コース料理を自身で開発して、シェフたちに提出して採点して頂くんですが、じゃがいも料理も何か1品加えることが必須でした。画像をアップできる機会があれば、いつか紹介しますね^^

 

アッシェ・パルマンティエ。「アッシェ」はみじん切り、「パルマンティエ」は、じゃがいもを使った料理です。

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中に、豚や牛のお肉も詰めて、香ばしくグリル!お腹をすかせたランチタイムや赤ワインをゆっくりと楽しみたいディナーにぴったり。

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食糧難からフランスを救ったアントワール・パルマンティエ。パルマンティエは、じゃがいもをフランスに広めた農学者の名前からきています。

彼が手に持っているのは、紫色のじゃがいもの花...

 

時は18世紀、プロイセン軍の捕虜となり、毎日じゃがいもを食べさせられていたパルマンティエは、当時、凶作や戦争で飢餓に見舞われていたフランスをじゃがいもの研究で栽培を成功に導いた英雄です。

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レストランのメニューの中の名前だけでなく、パリの地下鉄の駅名にも使われているんですね。

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パルマンティエの名を冠した料理、アッシェ・パルマンティエは、「おいしい~!さっそく家族につくってあげたい!」という声をたくさん頂戴しています。

明日のレッスンでもつくります!おたのしみに。