韓国料理にも共通するのは食べる人への思いやり

料理教室は、「韓国家庭料理」がテーマでした。自宅のキッチンで、すぐに作れるお手軽な基本の韓国料理、そして現地で実際に食べたおいしい味にこだわって作りました。メニューは韓国冷麺、なすの和えもの、甘辛餅炒め。韓国を旅する気分でお料理を楽しみます♪ 韓国では昼食のことを点心（チョムシム）と言いますが、よく登場するのが麺類。季節により冷麺や温麺など変化をつけて、具には旬の野菜、肉や魚、キムチを添えて、一年中楽しみます。麺はそば粉、小麦粉、でんぷんなどからできた独特な弾力と、コクのあるスープも韓国冷麺ならではの魅力。それからキムチと並んで食卓に欠かせないのが野菜の和えもの、ナムルです。調味料と薬味をあわせた薬念（ヤンニョム）で、なすの持ち味を生かします。そして、食後は茶菓（お餅やお菓子、伝統茶）で締めくくりです。おすすめしたいのが、お餅と野菜を炒め合わせて甘辛い唐辛子味噌（コチュジャン＋薬念）をからめたトッポギですが、わたしは新潟のお餅で代用するのが好きで、これがゼッピン^^。

韓国料理も日本料理も、また西洋料理も、共通するのは食べる人への思いやり。おいしく、そして楽しい食卓であること、それに尽きるのではと思うのです。