笑顔になる食卓

お料理教室の記録。ほかにも旅や日常のことを書いていくつもり。

2月のフランス家庭料理

 

Cooking Studio M料理教室開催中。今月も身近な旬の食材を大切に、フランス地方に伝わる料理とお菓子を楽しみます。

前菜は、バナナとブルーチーズのチョコレートソース、さばのソテー、菊芋ハーブ風味のワンプレート。仏オーヴェルニュ地方のブルーチーズは、バナナと合わせてチョコレートソースとアクセントの胡桃も添えて。旬の真サバは一口サイズのソテーに。オリーブオイルで表面カリっと中身はふんわり焼き上げます。栄養の高さが注目の菊芋は、カリっと食感とディルの香りさわやかな味わい風味のバランスのよいピクルスに。

 

17世紀のフランスで当時流行したという牛肉と人参の煮込み(ブッフ・ア・ラ・モード)は、たっぷりの赤ワインとハーブも加えて重量感のある鍋でじっくりコトコトかたまりの肉を柔らかく煮込む、寒い季節に温まるシンプルな家庭料理です。

 

ワインのクラスでは、凝縮した濃厚な果実味のスペイン・リオハのテンプラニーリョ種とマリアージュをたのしみました。リオハのワインといえば伝統的にアメリカ産のオーク樽で熟成され、バニラの強い風味が特徴でしたが、現代ではエレガントでより繊細な味わいに。日本の食材にもぴったり寄り添います。時代と共に変わりますね、ワインっておもしろい。

 

少し前にもブームになりましたが、カヌレ人気が再燃しています。カリっとした表面の中身はラム酒とヴァニラ香るモチモチのカスタード生地のバランスが大好きなスイーツ。フランス、ボルドー生まれの郷土菓子の味わいをぜひレッスンで体験してもらいたい^^