笑顔になる食卓

お料理教室の記録。ほかにも旅や日常のことを書いていくつもり。

12月Cooking Studui M料理教室

 

今年最後の教室のテーマは、冬のにいがた食材で楽しむフランスの家庭料理です。

 

◎パスカード~サラダ仕立て~ pascade

パスカードは、フランス中央部オーヴェルニュ地方の郷土料理。ふわっとしたシュー生地を器型に焼き、中に好きな具を盛り込みます。レッスンでは、レンコン、くわい、銀杏、かきのもと、クリスマスらしくサーモンなども。おせち料理にもつかわれるクワイは芽が大きく出ることから縁起が良いとされ、レンコンは複数の穴が空いていて将来の見通しが良いと縁起を担ぎます。「うちの庭で実りました」の銀杏も!賑やかなサラダ仕立ては冬の食卓が明るくなります^^。

 

12月は手作りのヴァン・ショーが恒例です。Vin(=ワイン)、Chaud(=ショー)は、ワインにスパイスやフルーツなどを入れていただく、ドイツに起源をもつ甘口ワイン。起源は古く、ローマの兵士たちが寒い冬に備えて驚くほど体を温める効果に注目し、以来冬の定番になったそう。イルミネーション煌めくクリスマスマーケットでは、可愛いクリスマスデザインのマグカップ片手にヴァン・ショーを飲みながら、お人形やお菓子などを売る木の屋台をそぞろに歩いたりして楽しむ冬の風物詩です。

 

◎豚肉とキノコのポーピエット paupiette de poro

フライパンひとつでつくる食べ応えのあるお肉料理。フランス版煮込みハンバーグ。みんなでお肉を捏ねて中にチーズを詰めたり、丸く形を整えたり、お料理する時間を楽しむことを伝えたい^^。柚子風味のゆり根のピラフを添えて~。カリカリナッツの食感もアクセントです。

 

やっぱり、ブッシュ・ド・ノエル。ブッシュ(=薪)、ノエル(=クリスマス)を意味するクリスマスに食べるお菓子です。寒さが厳しい冬のヨーロッパでは、暖をとる薪は生活にはなくてはならないもので、薪をくべた暖炉は家族の幸せの象徴でした。祝杯のテーブルを彩るものだけに、繁栄を表すキノコの飾りも欠かせないものです。日本でも広まっているブッシュ・ド・ノエル。フランスで食べられるようになったのは比較的最近、1890年以降だそうです。パリのパティシエが考え出したものだということです。手作りならではのおいしさが実感できます^^。

 

 

また12月が来てしまったんだなと。クリスマスの模様の12月のテーブルクロスです。かれこれもう20年。生徒さんたちの残したシミがいい感じに散らばってます笑笑。教室、来週も続きます~

 

Cooking Studio M料理教室~12月レッスンより~