笑顔になる食卓

お料理教室の記録。ほかにも旅や日常のことを書いていくつもり。

起源はアラブにあり!?

 

フランス・アキテーヌ地方菓子のクルスタッド・オ・ポムをつくりました。

もともとはアラブ人がフランスに伝えたお菓子といわれ、パータ・フィロという極薄い生地をタルト型などに敷き、アーモンドクリームとりんごを包んでオーブンでパリパリッ!と焼き上げたお菓子です。冷凍輸入品のパータ・フィロが手に入る便利な時代だからこそ家庭でも作れる^^。異国の食べものを知ることができて楽しいですね。

トルコの伝統菓子に「バァクラヴァ」という薄いパイ生地を何層にも重ね、砕いたピスタチオや胡桃をはさんで焼き、仕上げにたっぷりのバターシロップを染み込ませるお菓子、また同じくトルコで、「カダイフ」という極細の麺状の生地から作られる日本のレストランでもポピュラーになっているお菓子がありますが、これらのルーツも同じでしょう。それにしても、あんなに薄くしたり、極細くしたり、アラブの王様に喜んでもらうために料理人は血眼になって考案したのでしょうか。人々を魅了するから、今でも食べ続けられているのでしょうね。食文化は面白いですね。

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